病気って怖いですね。
人を変えてしまう。
今日は将棋の順位戦で、藤井七段VS堀口七段でした。
堀口七段の、よろめいてからのポージング。
わざとのズッコケパフォーマンス等でニュースになっていました。
この時期にダウンジャケットを着てきたところも・・・。
堀口七段は、かつて、強い棋士の1人だったそうです。
棋戦優勝をした事もあり、準優勝も何回かあり。
5時間24分の長考をした事もある、勝負師。
哲学書を読み、内面を鍛えるストイックな棋士。
ただ、大きな病気をしたようで(病名は公表されていない)。
2013年は2戦のみで残りは欠場したそうです。
復帰はしたものの、かつての力は出せなくなり。
昨年度から今日で18連敗。
今日のように、精神的な病気が疑われるような事も多々あるようです。
持ち時間6時間のうち、4分しか使わなかったそうで。
最近は、そんな早指しばかりのようです。
将棋ができる状態に、ないのかもしれません。
こわいなって思いました。
私の母も、今年4月にクモ膜下出血で倒れました。
一命は取り留めましたが。
倒れる寸前までヘルパーとして介護の仕事をしていたのに。
たった1日で、介護される側になる。
今は、左半身麻痺からの、リハビリ施設でどれだけ回復できるかというところですが。
人間、いつどうなるか分からない。
自分が自分でなくなってしまう日が、突然来るかもしれない。
そんな事を今日、改めて思いました。
それでも堀口七段。
角換わりが得意な藤井七段に、角換わりを選んだようで。
勝負師としての魂を失ってはいない。
そう思います。
もし精神疾患だとして。
かつての自分とは違う自分になったんだとして。
体力的にも精神的にも、長考すらできなくなったんだとして。
まともな思考すら、ままならなくなっていたとして。
それでも相手の得意に真向から挑もうとする気持ちは失っていないんだとしたら。
やっぱりプロ棋士って、かっこいいなと思います。
ちなみに、私、藤井七段のファンです(笑)
藤井七段の参加する将棋イベントや、公開対局にも何度も行ってます(^^;
そのうちここに、熱い思いをどばーっと載せるんじゃないかと!
今日の堀口七段にも、表情も変えずいつも通り深く礼をして。
終局後も、午前で終わった事に
「途中で堀口七段に誤算があったのでは」と。
いつも通り、
「まだまだ先は長いですが、これからも一局一局、全力を尽くしていきたい」
とのコメントで。
何があっても動じない、さすがの精神力を持つ高校生だなぁと思った次第です♪