楽に子育てしたい〜適当育児+妊娠日記〜

13才と4才の息子がいます。子供にプラスで私も楽に生活するには、と試行錯誤する日々や気付きを綴ります。

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作家業とブロガーの青色申告の仕訳の方法(印税収入とアルファポリス等のポイントと家事按分)

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さて。
そこそこ稼いだからやはり「青色申告」にしようと思った場合。

青色申告をするなら「主要簿」と言われる以下の2つの帳簿をつけなければなりません。

  • 日々のやり取りを記帳する「仕訳帳」
  • 勘定科目ごとの集計を出す「総勘定元帳」

「やよいの青色申告オンライン」でそれなりに簡単に作成できます。
こちらの使用方法をご紹介しますが、1年後からは有料になるので「エクセル簿記」もあとで紹介しましょう。

1年は無料なので、こちらで慣れてからエクセルでの作成をお勧めはします。
自分ではミスも発生しやすいし無理だと思ったら継続すればいいのかなと思います。

まず立ち上げると左にこんなメニューが出ます。

弥生の青色申告オンラインメニュー

この、「かんたん取引入力」にガンガン入力しましょう。
一通り入力できたら「仕訳の入力」に反映されているので、「コピー」して日付や数値を変更して保存することで、似たような仕訳を入力できます。

印税の仕訳

まずは作家業から。

支払明細書のような通知書類を出版社からもらい、その発行日付を取引日として源泉徴収税を含めた金額を入力します。
記帳は発生主義が原則ですが「今誰かが本を購入しました!」の日付を記載することは出版社が教えてくれるわけでもないし無理ですよね。
なので、基本的にそのような印税は通知書類をもらった段階で記帳する形になります。

源泉徴収税額にチェックをして、そこに引かれた額を入力します。
まだ振り込まれていない売上は「売掛金」です。

あくまでこれは例です。
実際私がもらっている印税額とは違うます(笑)

赤い四角には「出版社名」を入力しています。

印税仕訳

 摘要とは、取引の内容を分かりやすくするためのメモです。

こちらを保存して、メニュー画面の「仕訳の入力」を押すとこんな感じになっていると思います。
貸方と借方の金額は必ず同じになります。

印税仕訳2

赤い四角には「出版社名」が入力されています。

売上が発生したけれど、まだ振り込まれていませんよと。
源泉徴収税を引かれたので、振り込まれる予定の額が「売掛金」に入力されていますよと。

そーゆー内容です。
そして実際に振込があったら、「収入」ではなく「振替」を選び入力します。

印税仕訳3

以上です!

ただ、「やよいの青色申告オンライン」では源泉徴収税額を入力する欄があったのでそうしましたが、会計ソフトを使わない場合は、こんな感じ↓にするのが一般的なようです。源泉徴収税は「事業主貸」として処理します。
分かりやすくするために補助科目欄を省いていますが上記のように振替先を「普通預金(個人用)」を選ぶと補助科目に「個人用」と記載されています。
業務用の口座がなくエクセルで作るなら補助科目欄も設けた方がいいですね。

印税仕訳エクセル

↑ 1/10に¥300000の売上があるって決まったよと。
でも決まっただけなので「売掛金」ねと。
そして1/11に入金されたので貸方に「売掛金」¥300000を入れて売掛金は消滅しましたよと。
そして普通預金に¥269370が入金されましたと。
源泉徴収税として¥30630は、消えてしまわれました。
という内容です。

源泉徴収税の仕訳を上の表の1月10日のところで売掛金:269370、源泉徴収税:30630とすれば、上のやよいと同じです。どちらで計上してもいいと思います。
やよいの青色申告のサポートページでも「報酬・料金等で取引先から源泉徴収された取引の入力方法」で2通り紹介されていますからね。

もしもアフィリエイトアルファポリスなどのポイント

ブロガーさんだと「もしもアフィリエイト」や「グーグルアドセンス」のポイントを計上しなくてはなりません。「グーグルアドセンス」は「お支払い情報」の「ご利用履歴」で毎月のポイントを計上していきます。

印税と同じで、科目は「売上」取引手段は「売掛金」、摘要は「もしもアフィリエイト〇月分」などでいいかなと。印税の入金のように「振替」を選んで記入しましょう。

「もしもアフィリエイト」だと確定した金額プラス「報酬調整額」が入金されると思います。それも「普通預金」を振替先として、振替元(貸方)は売上にしておけばいいようです(他のサイトでそう書いてありました)。摘要欄に「報酬調整額」と記載しておきましょう。

悩むのは開業日以前のポイント(各サイトで名称は違うますが)が開業日以降に振り込まれた場合でしょう。

その場合は「事業主借」を使います。エクセルだとこんな感じですね。

開業日前の収入は基本的に「雑所得」となります。事業とは関係ない収入という扱いです。入金口座が同じになってしまうので貸借対照表のために入力するって感じですね。

印税仕訳エクセル

「業務外の仕訳をせず残高が実際と帳簿が合わなくても気にしない」という選択をした場合は仕訳しなくてもいいです。
そのことについては、前に書いたこの記事↓の一番下にチラッと書きました。
ミスをしやすいのでお勧めはしません。

rakuni-kosodate.hatenablog.com

ただ、上でも書いたように、弥生会計なら普通預金(個人用)を選ぶと補助科目に「個人用」の文字が入ります。
実際にエクセルで作るなら、こんなフォーマットの方がいいかもしれません。

印税仕訳エクセル4

使っていれば目が慣れてきますが、疲れますね。

そして。

なろう作家さんなら分かると思います。
アルファポリスさんやカクヨムさんのように、小説を置いておくだけで報酬が発生するサイトがあるんですよね

売掛金の勘定科目を使ってもいいのかと思いますが。
失効する可能性があるんですよね…。
なのでポイントと同じ扱いで、それは普通預金に入金した時に売上として計上でいいと思います。

少し厄介なのはAmazonギフト券などに交換した場合でしょう。
ポイントについての仕訳について書かれたサイトでは

商品券に交換時
商品券¥1000 売上¥1000
商品券を受取時
事業主貸¥1000 商品券¥1000

とありました。

家事按分

電気代やインターネット代も家事按分をして経費として計上することができます。

コンセントの数で割ったりと色々と計算方法はありますが。
時間で算出するのがオーソドックスではないでしょうか。

毎日8時間仕事をするとして、平日のみ5日間で8時間×5日間=40時間。
これを、1週間全ての時間(24時間×7日間)で割ります。

40時間(8時間×5日間)÷168時間(24時間×7日間)≒0.24

ということで上の例の場合、按分率は24%ですね。
決算仕訳で1年分をまとめて行っても問題ありません。

エクセルだと、こんな感じです。

印税仕訳エクセル2

毎月の引き落としが個人用の銀行口座なのでこうしていますが。
事業用を別に設けているのなら、貸方には「普通預金」として金額を入力するようです。

事業用以外の金額は「事業主借」で処理します。
個人用の銀行口座からの引落しは「事業主借」にすると決まっているのです。

ここまでが日々の仕訳です!!!

これらを元に、青色申告をするわけですね。
やれやれです。

「やよいの青色申告オンライン」ならメニューの「確定申告」を押すと「青色申告決算書の作成」や「確定申告書の作成」ができます。

1年目は、まずはそれでしたらどうかなーと思います。

エクセルで

ただ、ものすごく便利なエクセル簿記がこちらのサイトからのリンクで配布されています。

management.main.jp

会計期間の年度を入力して、仕訳帳の緑の部分にのみ手入力をします。

そうすると、「総勘定元帳」も「決算書」(貸借対照表損益計算書)も勝手につくってくれる!
その情報を元にe-taxで申告すれば終了!

という優れものです。

科目コードはリンクをクリックすれば一覧が出てくるのでそこから選びましょう。

作家業とアフィだけで経費もなしの私の場合、借方には
その他の預金=104、売掛金=106、事業主貸=124
貸方には、
売上=1、売掛金=106、事業主借=172、その他の預金=104

のコードしかほとんど使いませんね。
商品券の勘定科目は入っていないので決算書④の資産の土地の下に「商品券」と入力すると、科目コード「117」に勝手に入りました。

基本的にポイントが発生したら「借方:売掛金・貸方:売上」として仕訳し、入金があれば「借方:その他の預金・貸方:売掛金」として仕訳をしていくと。
その連続です。

他の収入で、「上場株式等の配当等」や「預金利息」は既に支払い時に源泉徴収されています。個人的な仕訳としてどちらも「借方:その他の預金・貸方:事業主借」でオーケーです。
(摘要欄に「配当金税金控除後」や「預金利息」と書いておくと分かりやすいですね)。

個人的なショッピングの仕訳も「借方:事業主貸・借方:その他の預金」で摘要欄に「個人利用カード引落し」など書いておけばいいかと。

それくらいですね。

慣れたら、こちらのエクセル簿記で十分な気がします。

最初に開業資金を準備したら「決算書④」の貸借対照表の期首の資産の部にその金額を入れておきます。そうすると右側の元入金のところにも金額が自動入力されます。
白色申告から青色申告に変更するなら、前年度の売掛金の残りも期首の資産の部に金額を書くだけ。
わざわざ他の会計ソフトでも仕訳帳に書いたりはしないようですね。

正直なところ、大学生の時に簿記2級をとってて良かったなと思います。

多少は見慣れているので(^^;
今年は少なくとも春からは働こうと思っているので、青色申告を頑張ろうかな。
(でも執筆時間がなかなかとれなくなるなぁー)
確定申告をする直前のところまでは「やよいの青色申告オンライン」で全てを作成はしたので記事にしました。
あとは送るだけってところまでですね。

しかし無料期間はもう終わる……。
仕組みは理解したので、次はエクセル簿記でどうにかしよっかなと思う今日この頃です。

rakuni-kosodate.hatenablog.com