今や洗濯物の室内干しに使っている、自宅用の鉄棒。
また、これを使う日が5年後位にくるのかと思いつつ。
息子と苦労した日々を振り返ってみようと思います。
逆上がりに必要なこと
必要なのは2点です。
腕の力。
天地を逆にする感覚。
それぞれ、同時に身につけていきました。
腕の力
腕の力は、鉄棒で斜め懸垂を毎日やりました。
自宅では1日トータル最低30回は毎日やって。
保育園でも、逆上がりを目標にしてから、毎日自由時間にやっていたそうです。
帰りに公園に寄って、挑戦した日もありました。
腕の力がついたかどうかの確認は、毎日します。
ダンゴムシと言われているポーズで。
腕を曲げたまま鉄棒にぶら下がります。
足も体操座りのように曲げて、足を浮かせたまま何秒耐えられるかです。
最初は1秒もできませんでしたが。
腕を鍛えだしてから5秒できるようになったあたりで逆上がりもできたので。
5秒を目標にするといいかなと。
ちなみに、私はやれとは言いません(^^;
本人が、運動会までに何としてもやるというので。
(年長さんは逆上がりと、のぼり棒と、竹馬披露がある)
できるようになりたいなら、こーゆー練習法や順序があるよと言って。
後は、本人の希望に付き合うだけです。
天地を逆にする感覚
せっかく腕の力がついても。
「腕を曲げたまま」
「頭を下にして」
「足を上にする」
この3点の感覚が身につかなければ、できません。
そこで練習したのが。
- 布団の上で後転。
- 布団の上で、棒(箒でも何でも)を持って、後転の途中まで。
- 逆上がりの練習の際、帽子を軽くかぶせて帽子が落ちる事を意識するよう指示。(頭が下になれば落ちるので)
- 足が反対側に行く感覚がないので、鉄棒の上に立っている敵を倒すイメージで、と声掛け。
- 「鉄棒くるりんベルト」を購入して練習。
- 自宅の鉄棒の下に布団を折って重ね、できる度に1枚ずつ減らしていく
5番の、鉄棒くるりんベルトは大活躍でした!
ベルトを短くすれば、簡単に回れるので、回転感覚が身に付きます。
これのお陰で、
「話にならない」→「惜しい!」
までもっていく事ができました。
ただ、ベルトに頼りたくなる気持ちになるかなーと思い。
ベルトで惜しいところまでいってからは。
6番の、布団を積む方法にシフトしましたが。
自宅に、鉄棒がないと無理ですからね(^^;
ベルトでも十分かなーとは思います。
ちなみに、うちが買ったのはこの鉄棒です。
シールだらけになっていますが(笑)
逆上がりの練習は、本当に思い出深いです。
部屋に鉄棒があったので、なおさらですね。
「できない」と言って、耳をつんざくほどの金切り声で泣き叫ぶ息子。
「通報されるから声抑えてー」と慌てて窓を閉める私。
「そんなにすぐできるもんじゃないよ」と必死に慰めて。
「僕は今、やりたいんだ!」とより強くヒートアップする息子。
まるで、昨日の事のようです。
できた時は、飛び上がるように喜んで。
私も、泣いて喜んだけど。
あれをもう1回やるの?と思うと、ちょっと気が重いなぁ(笑)
気が長い子、出て来ないかなぁ〜。
息子は、「これをやるんだ」と決めたら、一直線なので。
長所だけど、付き合うのはしんどかった。
「お母さん、僕ができるようになる言葉を早く言ってよ!」
「今のはどこがダメだった!?」
「どうしたら良かったの!」
と、失敗する度に的確な敗因を私に求めるので。
何時間でも、見続けなければならなかったんですよねー。
「今のは蹴りの力がいまいちだった」
「腕が伸び切っていた」
「お腹が棒から離れていた」
そんな指摘を求められるのに。言うと。
「仕方ないじゃん!疲れてるんだから!」
「なら、今日はやめよう」
「一度休憩しよう」と何度言ったことか…
「それでも、やるんだ!」
そんな押し問答が懐かしくて愛おしいけど。
またやるのは、だるいなー。